第8回 閲覧履歴ターゲティング事例

閲覧履歴ターゲティング事例

「行動ターゲティングとLPO」の第8回です。

前回はエリアターゲティング事例を説明しました。 第8回は閲覧履歴による事例をご紹介します。

閲覧履歴ターゲティングとは?

閲覧履歴によるターゲティングは訪問者がサイト内のページ(コンテンツ)の閲覧履歴を利用してターゲティングする手法です。

閲覧履歴ターゲティング

訪問者の過去のページ閲覧履歴から関心のある商品・サービスを特定して、関連するクリティティブを表示します。 TOPページ直帰率の軽減や、コンバージョンへ誘導して成果向上を狙います。

閲覧履歴を利用したターゲティングは訪問者の興味にマッチする可能性が他のターゲティング手法と比較して 高いため、効果が高いのが特徴です。

閲覧履歴のターゲティング手法

閲覧履歴によるターゲティングはウエブサイトのタイプや業種によっていくつかのパターンがあります。

商品・サービスで特定

訪問者が過去に閲覧したページで訪問者をグルーピングする手法です。 ECサイトや商品をウエブで販売している場合、商品をセグメント化(グルーピング)して分類します。 訪問者がどの商品(群)に興味があるかを識別します。 ECサイト以外でも、商品・サービスの顧客対象でグルーピングすることができます。 医療系サイトの場合では、

  • 治療方法の説明
  • 説明会への応募
  • 診療予約

に分けることができます。 直近の訪問者の閲覧履歴から最も関心のあるサービスを特定して、 再訪問時にターゲティングします。

キャンペーン関心者を特定

キャンペーンコンテンツや特別なページ(VIP用、メルマガ会員限定)の ページを閲覧した訪問者を特定します。 再訪問時にはキャンペーンへ誘導するクリエィティブを表示します。

商品を訪問者の関心で特定

複数の事業を展開している企業や同じ商品でも年齢層によって 商品の種別が異なる(学習塾等の教育サイト)場合は 閲覧コンテンツで商品種別を識別します。 教育系サイトの場合は中学入試層と大学入試層、社会人向けの 商品・サービスを訪問者によって出し分けます。

他のターゲティング手法と組み合わせる

閲覧履歴は他のターゲティング手法と組み合わせるとさらに効果的です。 キーワードや広告、エリアと組み合わせることによって、 ターゲティング漏れをなくすことにより、効率的なターゲティングが可能になります。

どこでターゲティングするか?

再訪問時のターゲティングは、訪問者のサイトの入口に設定します。 一般的にはTOPページが最も効果的ですが、アクセス解析ツールで訪問時の入口ページを 調べて、流入が多く直帰率を改善したいページに設定するのも良いでしょう。

閲覧履歴ターゲティングの事例

旅行サイトの閲覧履歴ターゲティングの事例をご紹介します。

海外・国内の旅行商品を扱う同社にとっての課題は訪問者にとってのニーズが個別に異なる点です。 アジア方面、ヨーロッパ、アメリカ、リゾート、国内等々、訪問者の旅行の目的に合わせたコンテンツをどう見せるかは大きな課題でした。

各商品ページで人気ランキングを表示する等の施策はとっていましたが、 TOPページで訪問者に会った情報を表示したいという社内の要望があり、行動ターゲティングツールを導入することを決断しました。

同社がとった方法は訪問者の過去の閲覧履歴を元にTOPページでターゲティングする手法です。

閲覧履歴ターゲティング

【閲覧履歴ターゲティングの施策】
1)TOPページで、訪問者の過去の閲覧履歴から関心のある旅行商品を表示
2)表示はツアー情報と関連するナビゲーションを表示
3)閲覧履歴とあわせてキーワードでターゲティング

導入の効果

閲覧履歴ターゲティング導入後にはすぐに効果がありました。

  1. TOPページの直帰率が大幅に改善
  2. 新規訪問者のクリック数が増加
  3. 予約までの離脱率が改善

今回のポイント

このサイトの施策のポイントは以下の通りです。

  • 訪問者の関心に合わせた情報をTOPページで表示
  • ツアー商品をセグメント化して、閲覧履歴でターゲティング
  • キーワードを閲覧履歴と組み合わせることによってきめ細かいターゲティングの実現