第6回 行動ターゲティング

はじめに

今回は『行動ターゲティング』がテーマです。 「興味はあるけど効果あるの?」という疑問に対して、検証してみようと思います。

ご存じのように『行動ターゲティング』とは、ウェブサイトの閲覧者の行動に基づいてセグメント化し、それぞれの興味・関心に合った内容を表示させる仕組みのことです。

イメージでは、単に『行動ターゲティング』というと『行動ターゲティング広告』のことを指すとお考えの方も多いのではないでしょうか。 確かにターゲット層に対して広告を表示することができるため、『行動ターゲティング』の仕組みと『広告』の親和性は高いと言えます。

しかし、ユーザの多様化により、たとえ同じウェブサイトへ訪問したユーザでも興味・関心の対象が違うということが起こります。

  • 違う商品、サービスを探している (例:ブランド、コース、地域)
  • 同じものを探していても興味のあるポイントが違う (例:価格、品質、評判)

など

 

そこで、企業サイト内でも『行動ターゲティング』の仕組みを取り入れ、ユーザを最適なコンテンツへ誘導する表示をしていこうという流れが一般的になっております。 『行動ターゲティング広告』の仕組みを自社サイト内で行うといった方がイメージしやすいでしょうか?

当社の「ad insight」では、ユーザの行動を下記のようなターゲティング条件によって判別し、サイト内の表示枠でクリエイティブを出し分けています。

  • キーワード
  • 広告
  • ソーシャル
  • サイト内の閲覧履歴
  • ステータス(サイト内の進入深度)
  • 訪問回数、訪問間隔
  • ユーザ属性
  • エリア

 

「ad insight」の詳細はこちらでご覧いただけます。
行動ターゲティング/LPOツール 『ad insight』

では、サイト内で行う『行動ターゲティング』は効果があるのでしょうか。

どのターゲティング条件の効果が高いかなどは、サイトの種類・クリエイティブの内容・表示枠の位置などによって左右されるものですので、個別のサイト毎で評価をする必要があります。 よって、一般的に「このターゲティング条件では○○%」という数字を出すのは困難です。

そこで、同じ表示枠で、ターゲティング条件に当てはまらない場合に表示されるクリエイティブ(デフォルト表示のクリエイティブ)とターゲティング条件が当てはまった場合に表示されるクリエイティブのユーザの反応率(クリック率)を見てみましょう。

なんとターゲティングしている場合は、デフォルト表示に対して2倍の反応率でした。

ちなみに、1通のメルマガに複数のリンクがありますが、1ユーザあたりのリンククリック数の平均は1.3回となっており、多くのユーザが複数のリンクをクリックしないということがわかります。 そのため、メルマガに記載している色々な記事・商品を見てほしいという場合は、各記事・商品ページへ誘導後にレコメンドなどで他の詳細ページに回遊を促すような施策が必要と思われます。

実はクリック率に違いは有ったものの、調査した全てのサイトでターゲティングした場合の方が高い反応率を示していました。

ユーザをセグメントしそれに合ったクリエイティブを用意することで、サイト側から見れば成果への誘導ができていることになりますし、ユーザ側から見れば興味・関心のあるものを見つけることのできる使いやすいサイトになると言えるのではないでしょうか。