第4回 コンバージョン率

はじめに

今回は『コンバージョン率』をテーマにしてみようと思います。

サイトとしての目標・ゴールをあらわす数値ですから、当然一番気になる数字ですよね。 ご担当者様からも、よく「コンバージョン率はどのくらいの数値が妥当なの?」という質問頂きますが、一般的な目標数値はどのくらいと考えるのがいいのでしょうか?

そこで、まずは無作為に選んだ50サイトの2011年11月度のコンバージョン率を抽出し、平均値を出してみました。(※最大値と最小値を除く)


さて、この数字、どう感じますか?

私の感覚では「少し高いかな?」と思いました。

それには、理由があります。

というのも、上記の数字は無作為に選んだサイトの平均値であるため、コンバージョンの種類を考慮しておりません。 つまり、BtoBサイトのお問い合わせページやECサイトの購入完了ページ、キャンペーンサイトの申込ページなど、さまざまなコンバージョンページを含んだ平均値となります。 当然、「物を購入する」よりは「キャンペーンへの申込」をする方がコンバージョンしやすいので、コンバージョン率に大きな差が出ます。 実際、キャンペーンサイトの申込・会員登録などには20%を越えるコンバージョンページもあり、その結果として平均値がかなり引き上げられてしまいました。

それでは、次にサイトの種類別のコンバージョン率を調べてみましょう。
(※最大値と最小値を除く)


このようにサイトの種類によって、かなり数値にばらつきがあることがわかります。 「コンバージョン率の平均と比べてうちのサイトはどうだろう?」と考える際には、必ず同じ種類のサイトの数値を参考にするようにしましょう。

ただし、これはあくまで参考の数値であることをお忘れなく。 なぜなら、今回平均を算出する上で最大値と最小値を除いているように、同じ種類のサイトであってもコンバージョン率には幅があります。 (例えば、ECサイトの最大値と最小値には十数%の差があります。)

また、上記の数字は各サイトの主たるコンバージョンページのみを対象としております。
(例)
ECサイト:購入完了ページ
BtoBサイト:お問い合わせページ
比較的コンバージョンしやすいECサイトの会員登録ページやBtoBサイトの資料DLなどは対象に入っておりません。 ECサイトのコンバージョン率平均値といっても、純粋に購入完了ページだけの平均なのかという確認も必要でしょう。

コンバージョン率に関しては、webサイト以外の要因(商品の価格帯、繁忙期、プロモーションの有無など)による影響を受けやすいと思います。 「コンバージョン率の平均は○○%」といってもどのサイトの、どのコンバージョンに対する平均かが分かりません。

よって、あまり平均の数字などにとらわれずに、自社の商品・サービスの種類やコンバージョンの種類などに合わせた目標数値設定が必要です。