第3回 入力フォームからの離脱率

入力フォームからの離脱率

一般的には、どのような業種・業態のウエブサイトでも、成果を図るためのコンバージョンページがあります。 コンバージョンページはECサイトの場合は、購入完了や会員登録、コーポレートサイトやBtoBサイトの場合は資料請求やお問い合わせ画面、採用応募等があげられます。

訪問者はランディングページ、問い合わせフォーム(入力画面またはカート)を経て、コンバージョンページへ到達します。

ウエブサイトの導線

コンバージョンする訪問者は、広告、検索エンジン、ブックマーク、外部リンクからサイトの入口となるページを閲覧して、入力画面、確認画面、完了画面へ遷移しますので、訪問者が離脱するポイントとしては
1)ランディングページから入力フォームへ到達するまで
2)フォームからコンバージョンまで
の2つに分けることができます。

今回の「データで比較するアクセス解析」は入力フォーム到達後にコンバージョンに至らない率(離脱率)を調査しました。 母数は127件(入力フォームの数)で、調査期間は2010年4月~9月までの間です。

フォーム到達後の離脱率

フォーム到達後の離脱率の平均は

49.1%

でした。

以下コンバージョンタイプ別のフォームからの離脱率です。

商品購入系(ECサイト)49.2% (33件の平均)
会員登録37.1% (7件の平均)
資料請求52.2% (28件の平均)
試使用申し込み61.0% (5件の平均)
問い合わせ52.6% (16件の平均)
申し込み(EC以外)45.9% (38件の平均)

どうやら40~50%の間が平均のようです。

ご利用中のアクセス解析ツールにフォームからのコンバージョンへの到達率を分析する機能があれば、その数字と上記の数字を比べてみてください。 (ac cruiserではシナリオ分析およびコンバージョン-ページ分析で可能です)

入力画面への到達数(率)を上げれば、コンバージョン数(率)もおのずと上がってきます。

申し込み獲得目標が100件の場合, フォームからコンバージョンの誘導率を50%、 ランディングページからフォームへの到達率を5%と想定すると、 フォームの到達数が200件,訪問者を4000人集客するのが目標となります。

フォームからコンバージョンの確率が低い場合は、以下を確認してみてください。
・ユーザビリティをチェック(わかりやすい、レイアウト、カーソル移動)になっているか?
・エラー時の表示、説明文はわかりやすいか?
・入力項目が多すぎて訪問者からみて負担になっていないか? データをたくさん取りたいからと考えて、必要のない項目を入力させていないか?
・送信ボタンは目的を表しているか?
例 : 資料請求でれば「送信」よりも「資料請求する」の方が親切
会員登録であれば「この内容で会員登録する」の方がわかりやすい
・複数ステップ(画面)ある場合はナビゲーションが適切に表示されているか?

コンバージョン対象の商品やサービス(無料か有償か、金額など)にも依存しますので、一概には言えませんが、フォームからの離脱率が50%以上の場合は、改善を検討すべきでしょう。

フォームからコンバージョンへの確率が問題ない場合は、
1)フォームへの導線を調査して、誘導ページを改善する
2)ランディングページの直帰率改善、誘導ページへの導線強化
といった施策が考えられます。

フォームへの導線の改善は、以下の手順で進めましょう。

  • 1)フォームの一つ前のページを調査します(どのページからのフォーム誘導が多いのかを調べる)。
  • 2)それらのページの直帰率・離脱数(率)を確認する。
    直帰率が高い、離脱が多い場合はコンテンツ改善を検討する。
    フォーム誘導率の高いページへの導線を強化する。
  • 3)ランディングページからフォーム誘導への導線を再設計する。

まとめ

  • 自社のフォーム離脱率を確認
  • フォームへ誘導しているページを調査
  • フォーム誘導率が高い(または低い)ページのの直帰率・離脱数(率)を確認
  • ランディングページからフォーム誘導率が高いページへの導線を作成