採用マーケティング


採用マーケティングとは

近年の就活市場は売り手市場で、就活生が有利と言われています。
これは裏を返せば企業としては人材の獲得が難しいということを意味します。
このような状況下で注目されている考え方が「採用マーケティング」です。

採用マーケティングとは、採用活動にマーケティングの考え方や手法を取り入れることを意味します。
すなわち「求職者のニーズを理解し、それを満たせるような求人(職場)を提供すること」と言えます。

従来の採用手法の課題

従来の採用活動は「応募者の中から選ぶ」ことが中心で、応募者を集める手法は
求人広告の出稿や人材紹介会社の利用が一般的でした。
こうした採用手法には次のような課題が挙げられます。

・応募者の中から最適な人を選ぶ方法を考える必要がある
・企業の情報が、求人サイトや人材紹介会社の利用者以外に届きにくい


従来の採用活動
出典: 「採用マーケティング」最新の消費者マーケティング手法を取り入れ、優秀な人材を獲得する
BizHint(ビズヒント)https://bizhint.jp/keyword/14116

理想の人材を獲得するためには、実際に求職活動中の「顕在層」や、選考に進んだ「候補者」だけでなく、 企業の情報発信に触れる「潜在層」を含めて戦略的にアプローチする必要があります。

採用マーケティングの活用例

それでは、実際にどのような採用活動を行っていったら良いのでしょうか。
ここでは一例をご紹介します。


1)ターゲットの明確化
どのような人材を獲得したいか、アプローチの対象を明確にします。
これは採用活動の効率に影響する要素のため、時間がかかっても丁寧に検討することが大切です。

2)自社の魅力の可視化
採用ターゲットに発信する情報を検討するには、まず採用担当者が自社について理解を深める必要があります。
社内環境や制度など、自社の魅力はどのような点にあるのかを、応募者・求職者の目線で考えます。
競合他社と比べた自社の魅力や強み・弱みを分析することも役立つでしょう。

3)アプローチの方針検討
ターゲットと発信内容が整理できたら、アプローチの方針検討に移ります。
このとき、下記のように「潜在層」「顕在層」「候補者」それぞれに対して目的や施策を分けることが推奨されます。

(潜在層)
 目的:自社を知ってもらうこと
 施策:接点を持ちやすいメディアで自社の情報を発信する

(顕在層)
 目的:求人に応募してもらうこと
 施策:社内組織や雰囲気が伝わるよう求人票の内容を見直す、オウンドメディアで発信する

(候補者)
 目的:入社してもらうこと
 施策:現場の社員と話ができる機会を設ける、選考過程を見直す

採用マーケティングに取り組むメリット

・低コストで自社にマッチ度の高い人材が獲得できる
ターゲットを明確化して採用活動を行うため、採用コストの削減が見込まれます。
オウンドメディアなど自社で情報発信を行えば、金銭的なコストも抑えられます。
さらに、従来よりも会社の風土を理解したうえで入社することが多く、定着率が高いという傾向もみられます。


・安定して人材を確保しやすくなる
自社の魅力を発信することで、自社のファンを増やすことができるでしょう。
それによって採用活動がしやすくなり、自社とマッチする人材を安定して採用できるようになることが予想されます。


採用活動を見直すには時間やコストがかかるかもしれませんが、上記のようなメリットを考えると、
その費用対効果は大きいといって良いでしょう。

※参考サイト
「採用マーケティング」 最新の消費者マーケティング手法を取り入れ、優秀な人材を獲得する | BizHint(ビズヒント)- 事業の課題にヒントを届けるビジネスメディア
https://bizhint.jp/keyword/14116

採用マーケティングが重要視される理由とは?思考法やフレームワークも紹介 – CO-NECTAR(コネクター)
https://co-nectar.jp/recruit-marketing/

「採用マーケティング」とは?|マーケティングオートメーション(MA)ツール・サービス・システムのマルケト
https://jp.marketo.com/content/recruiting-marketing.html