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連載記事

レコメンドウェアハウス®

レコメンドウエアハウス : 第1回 レコメンデーションとは(1)


2009.10.25

はじめに

今回からは「レコメンドウエアハウス®」について連載を開始します。

この連載ではインターネットにおける「レコメンド」「CRM」「データウエアハウス」について以下のトピックスを取り上げていきます。

  • ・レコメンデーションとは
  • ・レコメンデーションの種類
  • ・レコメンデーションの仕組み
  • ・CRMとデータウエアハウス
  • ・集合知と暗黙知
  • ・レコメンドウエアハウスとは
  • ・レコメンドウエアハウスの今後

レコメンデーションとは「お薦め」機能のことです。 インターネットの世界では急速にレコメンドが普及してきています。 レコメンドといえば、アマゾン社に代表されるECサイトでのイメージが非常に強いのですが、ECサイト以外でもレコメンデーションは広がりつつあります。 「レコメンデーション」「CRM」「データウエアハウス」は密接な関係があります。特に顧客中心のアプローチにはこの3つの概念・テクノロジーは重要です。 この連載では「レコメンド」と「データウエアハウス」が融合した新しい概念である「レコメンドウエアハウス®」について考察していきます。

第1回 「レコメンデーションとは」

第1回は「レコメンデーション」について考察します。

レコメンデーションとは

リアルの世界ではカリスマと呼ばれる店員はその記憶力と洞察力を駆使して、 顧客(見込み顧客含む)の過去の購買履歴、現在の表情・会話から薦める商品を決めています。 しかし、インターネットの世界では店員(ウエブサイト)は顧客(訪問者)の表情や今、考えていることや、感情を推し量ることはできません (ただし、2009年時点ではですが)。 しかし、インターネットでは訪問者のアクセスデータ(購入含む)を記録することができます。 これがインターネットをマーケティングに活用できるようになった大きな要因です。

インターネットにおけるマーケティングは黎明期である1980年後半から2000年頃までは 「マスマーケティング」が主な形態でした。 Webサイトは情報を一方向的に伝える形態(企業→生活者)が主流であり、 すべての人に対して同じWebページを閲覧してもらい、同じコンテンツが常に表示されていました。 それは当時では普通のことでした。

そんな中、アマゾンドットコム社はこのインターネットの利点と「OneToOneマーケティング」「CRM」「データウエアハウス」の 概念をいち早く取り入れ、インターネットにおける「レコメンデーション」モデルを確立させ、 競合との差別化を図り、大きく成長しました。

下記はアマゾンドッドコム社の代名詞とも言えるレコメンド機能です。

  • ・あなたにお薦めの商品はこちら
  • ・この商品を見た人は以下の商品も見ています。
  • ・この商品を見たはこちらの商品を買っています。

【代表的なレコメンド : この商品を買っている人はこの商品も買っています】 「この商品を買っている人はこの商品も買っています」

最近では、あえて「お薦め」していますと訪問者にアピールするのではなく、 さりげなくレコメンドを実装しているウエブサイトも増えてきました。

画面上に「お薦め」であることが表示されていなくても、 検索した商品や、選択した商品の画面の横や、下の領域に 関連する商品や、色違い、組み合わせが表示されたり、 レストランを探している場合に、地域や予算、雰囲気など選択して いくとランキング形式でレストランを表示したり、 今週のTOP10などのランキングもレコメンドといえるでしょう。

あまり取り上げられることはありませんが、グーグル社に代表される検索連動型広告も「レコメンド」と言えます。 訪問者が入力したキーワードに関連するランキングと広告(キーワードにマッチする)を推薦しています。 検索連動型広告は「恣意的」「意図的」なレコメンドとして捉えることができます。

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